【YOUTUBE無料公開】トラウマ映画『湯殿山麓呪い村』【19日まで】

湯殿山麓呪い村

映倫区分|R‐15+
評価|☆☆★★★

トラウマ映画と名高い映画『湯殿山麓呪い村

1984年に公開された、東北の山深い村を舞台にしたミステリー/ホラー映画で、伝奇ロマンや即身仏信仰、因習に縛られた村社会など、日本的な怪奇要素が色濃く描かれています。

そんな映画『湯殿山麓呪い村』について語りたい!

ということで、最後まで読んでいってくださいね!

湯殿山麓呪い村
原題|
湯殿山麓呪い村
監督|
池田敏春
原作|
山村正夫
製作国|
日本
配給会社|
東映セントラルフィルム
日本公開日|
1984年(昭和59)5月26日
上映時間|
1時間52分

サスペンス映画

あらすじ

光華学園大学で史学科の講師をしている滝連太郎は妻子がいるにも関わらず、淡路慶子と不倫関係にあった。

滝は湯殿山麓弥勒寺にある幽海上人の即身仏と、御堂の地下にひっそりと隠されたまま『一切口外すべからず』という口伝書が残されていることに興味を持った。

即身仏は入定後、三年経つと土から掘り起こされて礼拝の対象になるはずなのだが…。

幽海上人は何らかの理由で寺に逃げ込んだ犯罪者で、寺の者が無理矢理ミイラに仕立てあげたのではないかと、仮設を立てた滝は彼を発掘するために湯殿村出身である慶子の父親・淡路剛造に協力を依頼した。

すると剛造の屋敷に不可解な脅迫状とミイラ化した手首が届いたのだ。
それを理由に剛造は発掘資金の援助を中止すると言い出すのだが、その夜剛造は密室状態のバスルームで遺体となって発見された。

通夜の夜、弥勒寺の住職で、剛造の妻・謡子の兄でもある道海和尚にも殺人通知が届けられる。

この村で一体何が起きているのか─。

登場人物

演|永島敏行

主人公。
大学で講師をしている。
即身仏に取りつかれ、真実を探求しようと画策する。

淡路剛造

演|ジェームズ・ジャガー

湯殿村出身の大手食品メーカー社長の男性。

淡路謡子

演|岩崎加根子

剛造の妻で、道海和尚の妹。

淡路慶子

演|永島暎子

滝の不倫相手で、剛造の娘。

淡路能理子

演|仙道敦子

剛造の末娘。
武という彼氏がおり、13歳で彼の子を身籠っている。

相良信也

演|田中義尚

道海和尚の息子で、慶子と能理子の従兄弟。
エアガンで彼女を撃つ乱暴な性格。

相良道海(道海和尚)

演|青木義朗

弥勒寺の住職。
剛造の妻・謡子の兄で、男の子の父親。

津島武

演|野上博司

能理子の彼氏。17歳。
能理子の妊娠を機に学校を中退し、アルバイトで生計を立てているバイク好きの青年。

伏原欣作

演|榎木兵衛

かつて御三家の一人だったが、剛造にそそのかされすべての財産を失い没落した男。
いまはホームレスとして暮らしている。

見どころ

信仰と科学の対立

物語の中心は、古来の山岳信仰(即身仏や霊的な因習)と、それに挑む近代的な学問(考古学・宗教学)との対立があります。
主人公・滝連太郎は、合理的な視点から村の伝承を調査し、即身仏の実在やその背景にある民俗的要素を「科学的に解明しよう」とします。

しかし、村の人々にとって即身仏は「生きたままの神」であり、単なる遺物ではありません。
この衝突が、主人公・滝の傲慢さをあぶり出し、その結果として“呪い”とも言える現象に巻き込まれていきます。

科学を妄信するがゆえに、目に見えない不思議な世界を軽視することの危うさを問いかけているのですね

業(ごう)と因果応報

この映画には、「過去に行ったことの報いは、必ず自分に返ってくる」という因果応報の思想が貫かれています。

登場人物たちはみんな、何かしらの「罪」や「裏の顔」を抱えており、その結果として自らに悲劇が降りかかる構図になっています。

滝自身も、自らの研究欲や自己中心的な行動が結果的に周囲を巻き込み、取り返しのつかない状況に追い込まれていきます。

人間の“業”から逃れられないという、日本的な宗教観(仏教的なカルマ)を色濃く反映しているのです

自然と超自然の曖昧な境界

東北の山間部という舞台は、自然そのものが神聖であり、同時に恐ろしい力を持つものとして描かれています。

湯殿山は実際にも信仰の対象となっており、この映画では「山そのものが何かを見ている」ような、自然と霊的存在が溶け合う世界観があります。

幽霊が出てくるわけではないけど、空気や気配、異様な静けさなどによって不気味さが演出されているのが印象的ですね!

反応まとめ

まとめ

いかがでしたか?

全体的に、本作は「理性では捉えきれないものに触れてしまった人間の末路」を描いており、ただの怪奇映画ではなく、深い精神性と社会的メッセージを孕んだ作品です。

「人間の欲望(知識欲・支配欲)は、どこまで許されるのか?」
「文明と信仰、理性と神秘は、本当に分けて考えられるのか?」
「古い土地の“記憶”は、人の心にどう影響するのか?」

といった、日本文化に特有の繊細なテーマです。

即身仏は、「人間が軽々しく踏み入れてはいけない領域」を具現化しており、ラストに向かって、登場人物たちはその“代償”を受け取ることになります。

時代が時代であったとはいえ、令和の今では絶対に描けないような作品であることには間違いないですね。

興味深い作品でした!

 

以上、【YOUTUBE無料公開】トラウマ映画『湯殿山麓呪い村』【19日まで】でした!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

この記事が面白い!と思った方は是非いいねボタンを押して行ってくださいね!
筆者の励みになります!





 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA