映画「MAMA」幼子を育てていた謎の存在とは?

 

映画「MAMA」

評価☆☆☆☆☆

鬼才ギレルモ・デル・トロ監督が手掛けた歪んだ母性愛を持つ霊を描いたホラー映画「MAMA」を見たことありますか?    

そんなMAMAについて語りたい!
ということで、是非読んでいってくださいね

MAMA
原題|Mama
製作総指揮|ギレルモ・デル・トロ
監督|アンディ・ムスキエティ
製作国|スペイン カナダ
日本公開日|2014517(1週間限定公開)
上映時間 |1時間40

ホラー映画 心霊描写 残虐描写

映画「MAMA」のあらすじ

投資会社の経営者をしている男が精神を病んで妻と共同経営者を殺害し、幼い娘2人を連れ逃げ出すが転落事故を起こしてしまいます。
なんとか一命をとりとめた男は森の中に小屋を見つけ、そこで娘たちを手にかけようと迫るが何者かに襲われ消息を絶ってしまいます。

娘たちはそれから5年間後、捜索をしていた叔父に発見され助け出されます。

5年間一体どうやって幼い姉妹は人里離れた小屋で生きながらえていたのか…。
そんな娘たちの精神状態を研究しようと博士が、叔父と叔父の恋人とともに生活を始めるが得体の知れない何かが迫る───。

「MAMA」登場人物

アナベル

演 ジェシカ・チャステイン
吹  魏涼子

ルーカスのパートナー。
なかなか懐かない姉妹に振り回されながらも懸命に姉妹を守ろうとする。

ルーカス

演  ニコライ・コスター=ワルドー
吹 桐本琢也

ジェフの弟で、姉妹の叔父。
5年間、行方不明になってた兄とその娘たちを探していた。
姉妹を見つけ、親権をとるために叔母であるジーンと親権争いとなったため、姉妹のカウンセリングにあたっていたドレイファス博士と組み、治療に向き合うということで親権を獲得し同居することになる。

ヴィクトリア

演  ミーガン・シャルパンティエ
吹 清水理沙

行方不明になっていた姉妹の姉。
行方不明時 3歳、発見時 8歳。

言葉を話すことは出来るが社会性は育っていない。

リリー

演 イザベル・ネリッセ
吹 佐藤美由希

行方不明になっていた姉妹の妹。
行方不明時 1歳、発見時 6歳。

行方不明時に幼かったこともあってか、歩くこともままならないような状態。

ドレイファス博士

演 ダニエル・カッシュ
吹 菅生隆之

姉妹のカウンセリングに当たっている専門医。
催眠医療として5年間極限状態の中、子どもたちだけで過ごしていた姉妹の様子を研究している。

ママ

演 ハビエル・ボテット

影のように黒く、子どもに対して凄まじいほどの執着心をもつ女性。
姉妹のことはわが子のように大切に接していたようだが、一体何者かは不明。

ジーン

演/ママの声 - ジェーン・モファット

姉妹の叔母。
絵や音楽で生計を立てているルーカスに姉妹を育てることは不可能だと親権争いになったが、裁判でルーカスに負けたため面会の権利を得て姉妹を見守っている。

映画「MAMA」みどころ

姉妹が過ごした5年間

行方不明時ヴィクトリアは3歳で、リリーが1歳という年齢でした。
幼児と赤ん坊が何もない山小屋で生き延びていたことは奇跡に近いことですが、姉妹以外の人がいた様子はなくどのようにして姉妹が過ごしてきたのでしょうか?

発見時にはリリーは歩く事すらままならず、動物のように4足歩行のように歩いていました。
叔父のルーカスが姉妹を引き取り、一緒に暮らすことになるのですがなかなかなじむことができません。
姉妹がどうなっていくのか気になりますよね。

親を亡くして幼い姉妹だけでどう過ごしていたんでしょうか…

存在するはずのない「ママ」とは一体?

姉妹はしきりにママの存在を訴えます。

姉妹の母親は既に亡くなっているため、叔父カップルは姉妹がショッキングな出来事から心を病んでいると思っていました。

しかしママは叔父カップルの前にも現れ始めます。

見た目の気持ち悪さも、動き方も何もかもおぞましいママ
是非ご覧になってみてください。

 

ここからネタバレ含みます↓

映画「MAMA」考察

MAMAが求めていたもの

ママの本当の正体は過去に精神を病んで幼いわが子を道連れに命を絶った女性、イーディスの霊でした。
幽霊となっても子どもを守りたいと5年もの間、ヴィクトリアとリリーに果物を与え、子守歌を歌い、遊び相手にもなっていたのです。

アナベルが真相を負うにつれ発見されるイーディスの実のわが子の遺体を持ち、山小屋に向かうと断崖絶壁でMAMAはヴィクトリアとリリーをつれて自分だけの世界に連れて行こうとします。
アナベルが赤ん坊の遺体を差し出すとイーディスは生前の姿を取り戻し、わが子を見つめる慈愛に満ちた表情になりました。

しかしリリーが「MAMA!」と叫ぶと再び恐ろしい姿に戻り赤ん坊の遺体を投げ捨ててヴィクトリアとリリーを連れ去ろうとするのです。

MAMAの100年の怨念が人間性を奪ってしまったのか、
はたまた5年間実の子のように育ててきた姉妹に愛情が沸いてしまったのか

真相は断崖に消えて蛾と共に消えてしまいます…。

MAMA赤ちゃん投げちゃった!

母性に目覚めるアナベル

アナベルは元々、ルーカスと生活する上で妊娠検査薬を使用して陰性だとわかるとガッツポーズをするなど子どもが欲しいと願う女性ではないことが分かります。
経済的に安定しない生活をしていたのもあったのでしょうが、ルーカスが姉妹と暮らすと決めたときに反対したりせずに受け入れたのはもともと子ども嫌いということではなさそうです。

姉妹と共に暮らす中でなかなか馴染めない姉妹に対しても根気よく接していますし、まるで本物の母親のように姉妹に愛情を感じ始めていたのもあってかイーディスの過去に触れたときも涙を流すなど、母性を理解したからこその涙だったのだと思います。

若い世代の経済的困窮だったり、育児に専念するために自分の夢を諦めなければならない女性を比喩的に表現していたようにも感じます。

実の親でなくともMAMAもアナベルも「本物の愛」を姉妹に与えていたように感じました。

原作は短編映像作品

実はこの映画、元となった短編映像作品があります。

この映像を見た監督が映画化をしようとしたようです。
名前は映画同様にヴィクトリアとリリーなのですが、映画と違い眼鏡をかけているのがリリーです。
映画で姉妹がママに追いかけられる階段とところや構図、カメラワークが短編に寄せているのが分かります。

まとめ

ギレルモ・デル・トロ監督の代表作のひとつとして、映画「パンズ・ラビリンス」があります。 この「パンズ・ラビリンス」は悲劇的な状態に置かれた少女が絶望の最中、精神的に現実から離脱して幻想の中に救いを求めるといったストーリーになっています。

この映画「MAMA」も親を亡くし絶望的な状況にあった姉ヴィクトリアは姉妹を探し出してくれた叔父ルーカスに、妹リリーは赤ん坊の頃からそばに居てくれたママに救いを求めたという点で「パンズ・ラビリンス」同様にハッピーエンドともバッドエンドともとれるエンディングを迎えているように感じました。

悲しくも切ない、でも見た目も行動もやっぱり怖すぎるMAMAを是非ご覧になってみてくださいね!

以上、映画「MAMA」はどんな映画かについて語りたいでした! 最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

 

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