映画『カラーパープル』2月9日公開!スピルバーグ映画をミュージカル映画としてリメイク!強く生きる女性たちを描いた希望の物語!

カラーパープル

映倫区分|G
評価|☆☆☆☆★

ピューリッツァー賞を受賞した同名小説と、1985年にスティーブン・スピルバーグ監督が手掛けた名作映画『カラーパープル』をブロードウェイでロングランヒットを記録したミュージカル版を基にして再映画化をした作品の日本最速試写会に行ってきましたのでご紹介したいと思います。

父親や夫からの暴力や支配が当たり前だった時代、主人公の女性が力強く生きる女性たちと出会うことで自分自身の価値を見出して立ち上がり人生を切り開いていく勇気と希望のミュージカル映画作品です。

今日はホラーじゃないよ!

ということで、最後まで読んでいってくださいね!

タイトル
原題|
The Color Purple
監督|
ブリッツ・バザウレ
原作|
アリス・ウォーカー
脚本|
マーカス・ガードリー
製作|
スティーヴン・スピルバーグ
オプラ・ウィンフリー
スコット・サンダース
クインシー・ジョーンズ
製作国|
アメリカ合衆国
配給会社|
ワーナー・ブラザース
日本公開日|
2024年2月9日
上映時間|
2時間21分
公式サイト|
カラーパープル
(クリックするとサイトに飛びます)
公式Twitter|
The Color Purple
(クリックするとTwitterが開きます)

性的虐待 暴力描写 差別描写

あらすじ

出典:映画『カラーパープル』公式サイト

父親から虐待を受けながら、まだ10代にも関わらず望まぬ結婚を強いられたセリー。

唯一心の支えだった妹とも離れ離れになってしまい、夫からも暴力を受けながら日々を過ごしていた。

そんな中、自分の生き方とは違う型破りな生き方をしている女性たちと出会い、交流をしていくにつれセリーは自分自身の価値を見出して力強く立ち上がり人生を切り開いていく─。

登場人物

セリー・ハリス=ジョンソン

出典:映画『カラーパープル』公式サイト

演|ファンテイジア・バリーノ

主人公の女性。
10代にして父親の子を身ごもり、暴力などの虐待も受けていた不遇の女性。
明るく聡明な妹のネティーが唯一の心の支え。

ネティー

出典:映画『カラーパープル』公式サイト

演|ハリー・ベイリー

セリーの妹。
明るく聡明な女性だが、姉のセリーが嫁ぐと父親の手がネティーにも伸びてセリーを頼って逃げ出して来るが…。

アルバート“ミスター”・ジョンソン

出典:映画『カラーパープル』公式サイト

演|コールマン・ドミンゴ

セリーを金で買う形で娶った男。
尊大な態度でセリーに暴力を振り、言う通りにさせている。

シュグ・エイヴリー

出典:映画『カラーパープル』公式サイト

演|タラジ・P・ヘンソン

歌手になるという夢を叶えた自由奔放なマドンナ的存在の女性。
男性は皆シュグの魅力にメロメロになってしまうので女性からは困った存在として見られている。

ソフィア

出典:映画『カラーパープル』公式サイト

演|ダニエル・ブルックス

ミスターことアルバートの弟の妻。
自分の意見ははっきりと言い、亭主関白を許さないタイプの自立した女性。

ハーポ

出典:映画『カラーパープル』公式サイト

演|コーリー・ホーキンズ

ミスターことアルバートの弟。
気弱で優しい男性でソフィアを愛しているが、言うことを聞かないと悩む一面もある。

メアリー“スクィーク

出典:映画『カラーパープル』公式サイト

演|H.E.R.

ハーポが開くお店で働く女性。

見どころ

出典:映画『カラーパープル』公式サイト

実力派キャストの力強い歌声

ブロードウェイミュージカルのキャストを中心とした実力派を集めた作品となっており、主演のセリー役ファンテイジア・バリーノは16年前にブロードウェイの舞台で演じてこの作品でも同役として再演しています。
セリーとしての苦しみや葛藤、喜びや悲しみなど素晴らしい演技力と歌で演じられていました。

同じくブロードウェイでソフィア役を演じたダニエル・ブルックスは、SAG賞受賞者でありトニー賞候補者として挙げられています。
言いたいことははっきりと言う自信に満ち溢れた女性を演じ、セリーの良き友人として大事な役柄を演じ切っています。

シュグ・エイブリー役アカデミー賞ノミネート女優のタラジ・P・ヘンソンが演じています。
魅力的で街の男たちをメロメロにしてしまう自由奔放な女性ですが、笑顔の裏にある葛藤など繊細な感情を歌声に乗せ演じていました。

ミスター役のコールマン・ドミンゴトニー賞候補者で、エミー賞受賞者です。
現代の日本人の感覚からしたらめちゃくちゃ嫌な亭主関白の男(しかも虐待までする)ですが、複雑で人間味のある役柄で魅力的に演じています。

凄い豪華なキャストになっているんですね!

抑制され続けた女性の殻を破る瞬間

セリーは父親からも夫からも暴力や虐待を受けて生活をしています。
唯一の心の支えだった妹とも引き離されて絶望の中、日々をなんとか過ごしていました。

そんな中で出会うソフィアやシュグといった力強く生きる女性たちの生き方に励まされ、自分自身を見つめなおして立ち上がる瞬間は、日本人女性も共感できるところがあると思います。

亭主関白な父親や夫に我慢をして何も言えない女性はまだ少なからずいると思います。
簡単には言いたいことなんて言えないというような、そんな女性たちもきっと少しだけでも力を分けてもらえるような作品だと思います。

我慢ばかりじゃよくない!言いたいことは言わないと!

姉妹愛、兄弟愛、夫婦愛、友人との親愛

この作品は形はそれぞれ違っても、根底にあるのはみなぎる愛の力でもあると感じました。

主人公セリーとネティーの姉妹愛はもちろん、セリーとミスターの歪んだ夫婦愛であったり、ミスターとハーポの兄弟愛であったり、はたまたセリーやソフィア、シュグの友人同士の親愛の情であったりと深い愛情にあふれている作品だと感じました。

どんな関わり方だとしても、深く人間と関わることが自分の生きる力になっていくということでもあるのでしょうね。

「ニンゲンキライ!ニンゲンコワイ!」とか言ってる場合じゃなかったです!私もこんな友達欲しいです!

反応まとめ

まとめ+試写会感想など

映画『カラーパープル』

日本最速試写会に行って見てきました!

試写会にはタレントで映画コメンテーターのLiLiCoさんや、3時のヒロインのゆめっちさんとかなでさんが登壇し、映画について見どころなど語っていました。
作中のオススメの曲を流すと、かなでさんが我慢できずに体が動いちゃうと踊りだし、LiLiCoさんはそれを見て思わず歌いだすという楽しいトークでした。
LiLiCoさんめちゃくちゃ歌上手くてかっこよかったです!

映画の内容としてはミュージカル映画は割と好きな方なので歌ってセリフを読む感じは嫌いではないのですが、この作品に関してはずっと歌っているという感じではなくて話をしているセリフなどは歌っていないときもあるのでミュージカル映画をあまり見ない方でも見やすいかなと思います。

話し方が歌っているように聞こえるというのはあります。
英語話者の方で、そういう話し方する方いますもんね。

上映時間が2時間21分と長く感じるかもしれませんが、見始めたらテンポもいいのであっという間に過ぎていく感じがしました。

楽曲や歌唱力の良さももちろん目立ちますが、何よりストーリーが良かったです。
ちょっとご都合的な部分がないわけではないですが、それを置いても心揺さぶられる作品でした。

是非音響のいい劇場でご覧になることをオススメします!

 

以上、映画『カラーパープル』2月9日公開!スピルバーグ映画をミュージカル映画としてリメイク!強く生きる女性たちを描いた希望の物語!でした!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

この記事が面白い!と思った方は是非いいねボタンを押して行ってくださいね!
筆者の励みになります!





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA