映画『ココディ・ココダ』シュルレアリスム的ループ世界で夫婦はどう生き残るのか!?


ココディ・ココダ

映倫区分|G
評価|☆☆★★★

シッチェス映画祭 ファンタスティック・セレクション2020で公開された、映画「いつも心はジャイアント」で注目されたヨハネス・にホーム監督が贈るシュールループホラー映画です。

娘を亡くして傷ついた夫婦がキャンプに出掛けたら、サイコパスな3人組と一匹の犬の殺人鬼に襲われて惨殺されてしまう。

しかし、その惨劇は何度も何度も繰り返し起きてしまう…。
ループから抜け出すことは出来るのか!?

そんな映画『ココディ・ココダ』について語りたい!

ということで、最後まで読んでいってくださいね!

ココディココダ
原題|
Koko-di Koko-da
監督|
ヨハネス・二ーホルム
脚本|
ヨハネス・二ーホルム
製作国|
スウェーデン
デンマーク
配給会社|
スモーガスボード・ピクチャー・ハウス
ダークスターピクチャーズ
日本公開日|
2020年10月30日
上映時間|
1時間26分

ホラー映画 暴力描写

あらすじ

トビアスと妻のエリン、一人娘のマヤの3人家族はある日マヤの誕生日を祝うためにデンマークのスケーエンに訪れた。

現地の料理を食べたエリンは、魚介アレルギーを発症してしまう病院に運ばれた。

エリンはなんとか一命を取り留めたが、同じ料理を食べていたマヤもなんとアレルギーを発症していたようで、そのことに気付けなかったためかマヤが命を落としてしまう。

それから3年後。

マヤの死後から夫婦関係が冷めきっているトビアスとエリンの2人は、関係を取り戻すためにキャンプをしようと森の中へ向かうが、そこにはおかしな殺人鬼が待ち受けていた─。

登場人物

トビアス

演|レイフ・エドランド

主人公の男性。

妻のエリンと共にキャンプをしている。
夫婦仲はあまりよくない。

エリン

演| イルバ・ガロン

トビアスの妻。

マヤ

演|カタリナ・ヤコブソン

トビアスとエリンの娘。
アレルギー発症に気付かれず亡くなってしまった。

モグ

演|ピーター・ベリ

白いスーツを纏い、麦わら帽子、蝶ネクタイを締めて陽気な歌と語りで殺人鬼たちを操る謎の男。
金属のステッキと懐中電灯を持っている。

サンポ

演|モラド・バルー・ハチャドリアン

モグに従う巨体の男。
チェックの服にサロペットという恰好で、白い犬の死骸を抱きながら歩く。

チェリー

演|ブランデー・リトマネン

モグに従う汚れてボロ切れたドレスを纏うツインテールの陰鬱な女。
茶色い犬のボナペティを連れている。

 

見どころ

タイムループに現れる殺人集団

娘のマヤを亡くし、夫婦仲も覚め切ったトビアスとエリン夫婦は夫婦仲再建のために旅行に出かけます。

エリンはきちんとした宿泊施設に泊まりたいと訴えていましたが、トビアスはキャンプ道具を持ってきたからと道を逸れた森の中にある人が来なさそうな開けた場所に車を停車させます。

テントの中で眠っていたところ、エリンがトイレに行きたいといいテントを出ていきます。

そこへ森の中だというのに一切汚れのない白いスーツを着た男と、巨体の男、スーツの男とは対照的なボロボロのドレスを着た陰鬱な女、そして茶色い犬が現れて無残にもエリンを殺害し、その手はトビアスにも伸びてしまいます。

…気付くとトビアスはテントの中で眠っていたようです。
変な夢を見た気がする、と思った矢先エリンがトイレに行きたいと訴えるのです。

タイムループに突入!?!?

ココディ・ココダとは

フランスの民謡(わらべ歌)で、鶏のコケコッコーを意味とするらしいです。

本作のタイトルの意味なんですが、原題は『Koko-di Koko-da』。ただし「Cocococodi, Cocoda」とつづくる“コケコッコー(ニワトリの鳴き声)”の意味で、これが歌詞に伝われているフランス民謡(日本では「夜が明けた」として紹介)が、この映画のテーマ曲になっています。
(映画評論・情報サイトバンガー ライター:#杉山すぴ豊)

殺人鬼が繰り返し繰り返しこの歌を口ずさんでいるのですが、これがタイムループと相まって不気味な雰囲気を醸し出しているようです。

曲が明るく感じるので不気味ではありますが、あまり怖さを感じなかったです。

反応まとめ

まとめ

いかがでしたか?

独特な雰囲気を感じる作品だと思います。
ホラー的な恐怖はあまりというかほとんど感じませんでしたが、子を亡くした夫婦が立ち向かわなければならない悪夢か現実をタイムループとして描いたのかなと思いました。
子を亡くしたショックに打ちひしがれては立ち直りを生活の中で繰り返し繰り返し感じていることの揶揄なのかなと。
打ちひしがれている時はまるで殺人鬼に遭ってしまう殺されてしまうような辛さを感じているということなのかな。
正直好き嫌いに分かれる作品だと思いますが、所々挟まれる紙人形の影絵劇がとても美しいのでアート作品としても楽しめるのかなと思いました。
それにしても何故ループの導入が「おトイレに行きたい」なんだろう?
あとパンツ一丁やらお漏らしやら、その辺りはちょっと汚いなと引いてしまいました笑

色々考えさせられる作品ではあると思いますので、視聴した後に考察をしたい方は是非ご覧になってみて下さいね!

以上、映画『ココディ・ココダ』シュルレアリスム的ループ世界で夫婦はどう生き残るのか!?でした!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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