映画『破墓/パミョ』掘り起こしたお墓にとんでもないものが!かっこいい祓い師たちに注目のホラー映画

破墓/パミョ

映倫区分|PG-12
評価|☆☆☆★★

韓国発のオカルトスリラー映画『破墓/パミョ』。

名家の墓を掘り起こした風水師たちが、封印された恐怖と対峙する。
呪術と社会批評を巧みに融合し、第74回ベルリン国際映画祭でパノラマ部門観客賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けています。

そんな映画『破墓/パミョ』について語りたい!

ということで、最後まで読んでいってくださいね!

破墓/パミョ
原題|
파묘
監督|
チャン・ジェヒョン
制作|
チャン・ジェヒョン
製作国|
韓国
配給会社|
KADOKAWA
KADOKAWA Kプラス
日本公開日|
2024年10月18日
上映時間|
1時間25分
公式サイト|
破墓/パミョ公式サイト
(クリックするとサイトに飛びます)
公式Twitter|
映画『破墓/パミョ』公式
(クリックするとX・旧Twitterが開きます)

ミステリー スリラー 心霊描写 流血描写(特に吐血) 動物が被害に遭う

あらすじ

巫堂ファリムと弟子ボンギルは、代々跡継ぎが謎の奇病にかかってしまう金持ちの家族から高額な報酬を基に依頼を受けることになった。

先祖のお墓が原因だということがすぐに分かり、風水師のサンドクと葬儀師のヨングンも合流し、4人はお祓いと同時に改葬を行うことにした。

しかし、掘り起こしたお墓には恐ろしい秘密が隠されていた─。

登場人物

キム・サンドク

演|チェ・ミンシク

土地の良し悪しを見る風水師。

イ・ファリム

出典:破墓/パミョ公式X

演|キム・ゴウン

怨霊を祓い、癒す巫堂。

ユン・ボンギル

出典:破墓/パミョ公式X

演|イ・ドヒョン

ファリムの弟子。
経文を唱え祈祷をする法師。

ヨングン

出典:破墓/パミョ公式X

演|ユ・ヘジン

改葬を仕切る葬儀師。

パク・ジョンスン

演|チョン・チョンチョル

依頼主の男性。

見どころ

巫堂(ムーダン)のファリムと弟子ボンギル

出典:破墓/パミョ公式X

巫堂(ムーダン)とは朝鮮半島におけるシャーマンにあたるものの呼称です。
建国神話に登場するほど古くからいたとされ、厄払いや占い、病気の治療まで韓国人にとって日常生活に溶け込むほどに重要な存在です。

民間信仰の巫俗(ムソク)として、独自のお祓いの儀式を行い、韓国人の伝統的な宗教意識の一部分を担っているそうです。

誰もがなれるわけではなく、「神病」にかかり「神降」という儀式を果たした人物だけが巫堂の資格があるとされています。
このあたりは、沖縄のユタやノロといった人たちと似た部分でもありますね。

ファリムは巫堂として、ボンギルは弟子であり、その補佐として登場します。
2人とも、若いながらもその能力は強く、奇妙な事象において物怖じせず果敢に立ち向かいます。

ファリムもボンギルもかっこいいんですよ!

風水師サンドク

出典:破墓/パミョ公式X

韓国の風水においては、出世して、金運に恵まれ子孫繁栄するためには、良い場所に家や墓を持たねばなれないと信じられていて、そういった場所は「明堂」と言われているそうです。

明堂を得たお陰で一族から高官が出た、王になったといった出世話が数多く記録されていて、逆にお墓の場所が悪いと親子三代すべて滅びるといった言い伝えもあると言われています。

「陰陽五行」を思想として方位東西南北と中央に分かれ、それぞれに青龍(東)、白虎(西)、朱雀(南)、玄武(北)が司っており、その地相の中央に位置する場所が明堂となる。
そして、五行と言われる金・水・木・火・土の五つが宇宙の万物を生成・消滅に関わっているとし、それぞれが融合したり対立するとされている。

この作品の風水師サンドクは明堂を探し当てる「地官」として登場する。「地官」とは、五行に精通し風水を読み解く能力がある者で、サンドクは土を舐めると土地の良し悪しが分かる力がある。

明堂をめぐって奪い合いが起きたり、裁判沙汰にもなるとか。

쇠말뚝(セマルトゥク=鉄杭)事件(多少ネタバレに触れます)

出典:破墓/パミョ公式X

※ネタバレに触れそうな部分は少しだけ文字サイズを小さくしています。
見づらくて申し訳ありませんが、ご了承ください。

「쇠말뚝(セマルトゥク=鉄杭)事件」という韓国に伝わる歴史・民族的な記憶や信仰に深く関わる話で、実際のところは都市伝説や陰謀論的な性格を持つものなのですが、この事件は日本統治時代に日本人が韓国各地の“気の流れ”を断つために各山々や重要な地脈に鉄の杭(쇠말뚝セマルトゥク)を打ち込んだという説のことを指します。

風水思想においての山や川、土地に流れる「気」が非常に大切なものなので、それを断つことが国の力や民族の力を奪う行為だと見なされています。

特に1970~80年代以降の韓国の一部で広まった説で、鉄杭が見つかるや否や「これは日本が風水を破壊しようとした証拠だ!」と語られたことがあったそうです。
実際は測量や境界標識などといった実務的な目的に使用されたものであった場合も多く、歴史的事実としては疑問が残ります。

この作品において、鉄杭(쇠말뚝セマルトゥク)の存在はストーリーの根幹に関わってきますが、単なる物理的なものではなく、「封印」や「呪い」といったことを象徴するアイテムとして描かれています。

ある“何か”を封じ込めるために敢えて打ち込まれていた物だったというストーリーです。

主人公たちがこの鉄杭を抜いてしまったことで、隠されていた恐ろしい“何か”が解き放たれてしまったということなのです。

鉄杭を抜く行為が禁忌にふれるものだとは知らずに……

反日映画と言われていますが、その要素を上手く使ってストーリーを展開していると思うのです。

反応まとめ

 

サブスク配信状況 (2026年1月 現在)

〇=配信中 △=レンタル ×=配信なし です。

配信サービス 配信状況
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サービスごとに更新頻度や内容が異なるため、視聴を希望される方は、各サブスクリプションサービスでの最新情報を確認することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?

前情報としてストーリーのあらすじや知識などは一切入れずに、
巫堂のファリムとボンギルの見た目だけで見始めたこの作品でしたが、前半は割とジメジメとした怖さを醸し出していてワクワクしながら見ていたのに、
後半になってから怒涛の展開に少々笑ってしまいました。

韓国のお祓いの儀式ってすっごく情熱的というかハイテンションで勢いあってとても好きですね。

割と日本語が飛び交う作品でもあって、
反日的要素あるから見ない!という方もいったん端っこに置いておいて見てみて欲しいです。

あまり言ってしまうとネタバレになってしまうので上手く表現できないのですが、
日本的な要素に関してはかなりきちんと調べたうえで練りこんでいるとは思います。
日本の古い歴史や怪談、オカルトやホラーなど割とリスペクトを持って作品に落とし込んでいるのではないか、とも思えるんですけど、
やはり反日的な要素も含まれているところも感じました。
そういうのも踏まえたうえで、それはちょっと違うなとツッコミを入れたくなるというのも大いにありましたが、
面白いからオッケーです笑

映画『哭声/コクソン』よりかはわかりやすいかな、と思いました。

個人的には、鉄杭を引き抜いてしまったために隠されていた“何か”が目覚めてしまい、この作品の結末でファリムやボンギルら若者に芽生えた感情というものが、同民族や日本に対する古い世代の考え方が若者と乖離し始めているという描写なのではないか(というかそうだったらいいな)と感じました。

めちゃくちゃ怖いというわけでもなく、テンポも悪くない
韓国ホラーの“今”を象徴する一作。

恐怖の先にある問いかけに、あなたもきっと考えさせられるはず。
興味があれば是非見てみてくださいね!

以上、映画『破墓/パミョ』掘り起こしたお墓にとんでもないものが!かっこいい祓い師たちに注目のホラー映画でした!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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