映画『レリック -遺物-』おばあちゃんの様子が変!?久々に訪れた娘と孫が恐怖する!

レリック -遺物-

評価☆☆★★★

「家の中に何かがいるの」
「あれがいるの、ベッドの下に…」

認知症の祖母が心配している母娘が、まるで別人のように変わってしまった祖母の奇妙な言動や行動に恐怖を抱いていく様を描いたホラー映画です。

日系オーストラリア人のナタリー・エリカ・ジェームズ監督の長編映画デビュー作品となり、俳優のジェイク・ギレンホークや映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』などを監督したアンソニー・ルッソとジョー・ルッソ兄弟が製作総指揮に名乗りを上げた作品で、2020年にアメリカのサンダンス映画祭で公開されました。

そんな映画『レリック-遺物-』について語りたい!

ということで、最後まで読んでいってくださいね!

レリック-遺物-
原題|
Relic
監督|
ナタリー・エリカ・ジェームズ
脚本|
ナタリー・エリカ・ジェームズ
製作国|
アメリカ合衆国
オーストラリア 配給会社| Netflixオリジナル 日本公開日| 2021年8月13日 上映時間| 1時間29分

ホラー映画 心霊描写 障碍者差別発言あり

あらすじ

 
 
 
 
 
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田舎の森に囲まれた一軒家に一人で暮らしている老人エドナが失踪したと連絡を受けたエドナの娘ケイと孫娘のサムは、エドナを心配して田舎の一軒家を訪れた。

認知症のエドナがどこへ行ったのか見当もつかず、警察や有志の人も含めて大人数で探すも見つからないと思った矢先、エドナは自宅内で見つかった。

しかし、大きな怪我などはないがエドナの様子が何処かおかしい。

年老いたエドナに一体何が起こっているのか─。

登場人物

ケイ

演|エミリー・モーティマー

エドナの娘で、サムの母。
エドナ失踪の連絡を受け、娘のサムと一緒にエドナの家へと向かう。
忙しく働いているため、認知症のエドナを自宅で見ることは出来ないので何とか施設に入れたいと思っている。

エドナ

演|ロビン・ネヴィン

ケイの母で、サムの祖母。
認知症で、ある日突然失踪をしてしまう。
何とか見つかりはしたが、その様子がどこかおかしい…。

サム

演|ベラ・ヒースコート

ケイの娘で、エドナの孫娘。
優しくて、おばあちゃん想いのいい子。

ジェイミー

演| クリス・バントン

エドナの近所に住むダウン症の男性。
たまにエドナを訪ねてはかくれんぼなどをして遊んでいた。

アレックス

演| ジェレミー・スタンフォード

ジェイミーの父親。
あることをきっかけにジェイミーをエドナのところへ行かせないようにしている。

見どころ

認知症の恐怖

(C)2019 Carver Films Pty Ltd and Screen Australia

あんなに大好きだった母が、祖母が何をしているのか、何を言っているのかわからない…

そんな様子を母娘の目線で感じた恐怖は認知症のそれなのか、それとも何か別のこの世ならざる者のせいなのか?

孫娘のサムに祖母エドナが優しく慈愛に満ちた表情と言葉をかけ思い出の指輪を渡し、サムが大切に指輪をはめていたら数日後には泥棒だ!と叫び、孫娘の指から痛いと言っているのに無理やり奪い返したり、暗い部屋で一人ブツブツ奇妙な事を呟いていたりと、理解できない行動を繰り返していくうちにケイとサムは恐怖を感じていくのです。

認知症への理解や、どう向き合っていくのかエドナに対するケイとサムの行動や接し方から人間の内面や理性などを上手くホラーとして描いているなと感じました。

大好きなおばあちゃんが久々に会ったら別人のように変わってしまったなんて辛いですよね…

一軒家に染み込む孤独さ

高齢者のエドナが一人で暮らすには広すぎる田舎の一軒家の中。

認知症は本人も自覚しているときと、自覚していないときがあり、自覚している時の「何かおかしい、私はどうなってしまうのか」という不安感があるといいます。

抱えていた寂しさや孤独感も相まって、家中にカビやシミのように徐々に広がって染み込んでいく様はホラー描写としても、心理的恐怖描写としても上手い表現だなと感じました。

もっとたくさん会いに来ていれば少しは違ったのかな?

迷路のように変化していく家

 
 
 
 
 
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まるで迷路のように入り組んで出口が消えてしまったり、どこにいるのかわからなくなるようすは認知症を発症しているエドナの心の中の様でいて、認知症の母(祖母)のお世話をするケイやサムの終わりの見えないストレスを入り組んだ迷路のように表現しているのかなと感じました。

認知症の家族を施設にいれるのか、デイサービスを呼ぶのか、自宅で介護をするのかどうしようかとあがく様を、出口のない壁を工具で叩いてこじ開けようとする姿と重ねて見てしまいます。

施設に入れたい母と、自宅でみればいいのにと思う孫娘…どちらも間違ってはいないんですよね…

反応まとめ

まとめ

いかがでしたか?

認知症の方のお世話ってよく子育てと同じように言われますが、子育てって成長してどんどん自分で出来るようになっていきそのうち手を離れていくけど、介護は終わりのない迷路のようでよくなることは稀で、どちらかというとどんどん症状は進んでいくのでひどくなっていくのです。

家族だからこそ、その変化に戸惑い、今まで出来ていたことが出来ないことに苛立ち、目をそらしてしまいたくなるのでしょう。

娘のケイは忙しく働いている方で、施設に入れた方がいいと思うのも間違ってはいないですし、孫娘のサムは若さと優しさから大好きなおばあちゃんだからこど家でみればいいのに、家族なんだからと思う気持ちも間違ってはいないのです。

しかし、しばらく一緒に過ごすうちに「もうおばあちゃんじゃない!」と思ってしまう、グロテスクなまでの恐怖描写が、老いて変わっていく家族と向き合うことの難しさや苦しさ、切なさ虚しさを感じざるを得ないのです。

緩急あるエドナの変化もまさしく認知症の症状そのもので、認知症への恐怖はある意味でホラー的な怖さと匹敵するものだと国が違えど、世界中の人が感じるものなのかもしれませんね。

同じ様に認知症の老人の恐怖を描いている作品は、俳優アンソニー・ホプキンス主演の映画『ファーザー』や、映画『テイキング・オブ・デボラ・ローガン』などがあります。
この映画『レリック-遺物-』が面白かったと思う方は、是非ご覧になってみてくださいね。

それにしても年はとりたくないなぁ…

以上、映画『レリック -遺物-』おばあちゃんの様子が変!?久々に訪れた娘と孫が恐怖する!でした!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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