映画『RUN/ラン』車椅子の娘がもつ母への不信感、真実はいかに!?
RUN/ラン
評価☆☆☆☆★
Amazonプライム・Netflixで配信中のスリラー映画のひとつをご紹介します。
パソコンの画面上でストーリーが展開していく斬新なサスペンススリラー映画『search サーチ』を手掛けたアニーシュ・チャガンティ監督の作品で、
車いす生活をしている主人公のクロエは、献身的に支えてくれる母親とともに幸せに暮らしていた。
しかし、ある時から体調や食事をこまめに管理して進学を応援してくれている母親に対して不信感を抱き始める。
母親がクロエに病気の治療のためと毎日飲ませていた薬は
決して人間が服用してはならない薬だった!
という映画です。
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ということで、最後まで読んでいってくださいね!
原題| RUN 監督| アニーシュ・チャガンティ 製作| ナタリー・カサビアン セブ・オハニアン 製作国| アメリカ合衆国 配給会社| Netflixオリジナル 日本公開日| 2021年 上映時間| 1時間30分 公式Twitter| 映画『RUN/ラン』公式_公開中 公式サイト| 映画『RUN/ラン』公式
薬害 身体拘束
あらすじ
![](https://bloodymary-movie.zombie.jp/wp-content/uploads/2022/12/RUN-300x243.png)
引用元:映画『RUN/ラン』公式_公開中
主人公のクロエは母親のダイアンとともに郊外の一軒家で生活をする普通の女の子だが、不整脈や血色素症、喘息や糖尿病からくる下肢の筋力低下症などの慢性的な病気を抱え車いす生活を余儀なくされていた。
そんな状態のクロエだったが前向きに大学を目指し、ダイアンもそんな娘を愛情深く世話をして応援していた。
そんなある日、毎日の薬の管理や酸素吸入やインスリン注射など母親に管理され、さらに糖尿病がゆえに大好きなチョコレートの量さえ細かく管理されていることの窮屈さから買い物袋の中にあったチョコをこっそりと取ろうと思います。
その買い物袋の中には薬局の処方箋袋と、その中に緑色の薬があり、その処方箋袋と薬のビンにはダイアンの名前が書かれていることに気が付きます。
クロエは不思議に思いましたが、そのままチョコだけを取って去ります。
その日の夕方、ダイアンから手渡された薬についてクロエは問いかけますが、ダイアンは質問に対してはぐらかすように話題を変え答えることをはぐらかしていました。
クロエは薬について調べようと次の日、薬のビンを何とか棚から取り出し確認をすると自分の名前が書いてありました。
しかし、よく見るとラベルが2枚あるようで、そっとはがしてみるとダイアンの名前が書いてあったのです。
このことに強い不信感を抱き始めたクロエは、母親を映画館に誘い、映画の上映中に「トイレに行く」と言って薬について調べるため映画館から脱出するのですが、恐るべき秘密に気付いてしまうのです─。
登場人物
クロエ
![](https://bloodymary-movie.zombie.jp/wp-content/uploads/2022/12/RUN2-300x243.png)
引用元:映画『RUN/ラン』公式_公開中
演|キーラ・アレン
主人公。
慢性的な病気で歩行困難なため車いす生活をしている女性。
身の回りの世話は主に母親にしてもらっているが、ある時から母親に違和感を覚える。
ダイアン
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引用元:映画『RUN/ラン』公式_公開中
演|サラ・ポールソン
主人公の母親。
病気のクロエのためにかいがいしく世話をする娘想いの母親だが、娘には絶対に言えない隠し事があるようだ。
トム
演|パット・ヒーリー
トラックの配達員をしている男性。
助けを求めるクロエの尋常ではない様子を不審に思い母親から遠ざけようとする。
カミー看護師
演|セーラ・ソーン
ダイアン行きつけの薬局で働く女性。
クロエはこの女性に自分が飲まされている薬の種類を訪ねた。
見どころ
車いすの主人公クロエについて
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引用元:映画『RUN/ラン』公式_公開中
演|キーラ・アレン
主人公のクロエを演じるキーラ・アレンは、2015年に原因不明の麻痺を発症して以来、実際に車いす生活をしている俳優です。
普段から車いす生活をしている俳優が、この映画で車いすの女の子を演じているわけです。
作中クロエが車いすから降りて、口に物をくわえて腹ばいで移動をするシーンがあるのですが、息を飲むくらいリアルに感じていたのですがそれもそのはずだったのですね。
車いすの俳優が起用されたのは1948年に『The Sign of the Ram』というスリラー映画にスーザン・ピーターズという方が出演して以来72年ぶりという快挙だったそうです。
クロエ役のキーラ・アレンさんは素晴らしい演技力だったと思うので、今後も活躍して欲しいと思いました。
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クロエの母親ダイアンについて
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![](https://bloodymary-movie.zombie.jp/wp-content/uploads/2022/12/RUN1-300x243.png)
引用元:映画『RUN/ラン』公式_公開中
物語の割と序盤のうちに母親のダイアンがクロエに対して秘密を抱えていることが分かります。
クロエに飲ませている薬は本当は飲んではいけない薬なのではないか…?
恐らく映画を沢山見ている方ならすぐにダイアンは怪しい、これは代理ミュンヒハウゼン症候群なのではないか?
と思う方も少なくないと思います。
ただ、ダイアンはクロエに対して歪んだ愛情を持って接していたのでしょうか?
彼女の秘密は一体何なのでしょうか?
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サラ・ポールソンとキーラ・アレンの対談
キノフィルムズyoutube公式より
『RUN/ラン』_サラ・ポールソン&キーラ・アレン
反応まとめ
#RUN
お母さん役のサラ•ポールソンって本当良い感じのお母さん醸し出してる。映画のピンチのシーンで、その場にあるもので工面して頭使って何とかするじゃない。それ毎回感心するわーー。私なら直ぐ死んでる、確実。
いやぁ、面白かった、最後まで👍 pic.twitter.com/7A1aWdSvTA
— みぃこ (@mi_loveactually) December 10, 2022
今年1番面白かった映画「run」
色んな友人が家に来るたび一緒に観てるが故に今年だけでもう10回は観たと思う🤦♂️
ある日を境に不信に感じた母親から渡される薬の正体を突き止める為薬局へ行くシーンは毎度ハラハラする pic.twitter.com/lRx1F6Kdba— むぅ (@muu1104d) December 12, 2022
『RUN/ラン』車椅子での生活を余儀なくされている娘の人生の全主導権を握っている保護者がサイコだったら…という稀に見る最悪のシチュエーションに対し、理系の主人公が知性と行動力で善戦するのがめちゃくちゃに良い。フラストレーションが溜まる映画ではあるけど、納得のエンディングが待っている。 pic.twitter.com/EslU5Kxg3H
— チン丸 (@I_am_TomCruise) December 7, 2022
RUN
辛くて辛くて仕方がない映画だった。こう言うムズムズ系は苦手 pic.twitter.com/xYBRaGy9w0
— clay (@clay_11_d) December 10, 2022
まとめ
いかがでしたか?
何気なく過ごしている日常に潜んでいた違和感から、たった一人信頼していた母親を疑い始めてしまい、母親から逃げないといけない。
しかし車いすなので移動するにも、思ったようにはいかない!
これが本当にハラハラしました。
健常者であれば森の中を走って逃げられるのに、車いすがゆえに舗装された道路しか移動が出来ないので母親の車に見つかってしまうなど、歯がゆい思いで見守ってしまいました。
斬新なアプローチで、母娘の関係性などを描いたサスペンスとしても非常に面白い作品だったと思います。
是非ご覧になってみて下さいね!
以上、映画『RUN/ラン』車椅子の娘がもつ母への不信感、真実はいかに!?でした!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
![](http://bloodymary-movie.zombie.jp/wp-content/uploads/2022/06/S__136298498-300x300.jpg)
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