映画『ザ・ヴィジル~夜伽~』ユダヤ式のお通夜、聖書片手にご遺体に付き添う高額バイトをしたら大変な目に遭う!?
目次
ザ・ヴィジル~夜伽~
評価☆☆☆★★
Amazonプライムで配信されているホラー映画をご紹介します。
映画『インシディアス』や映画『ハロウィン』のプロヂューサーが製作したオカルトホラー映画で、シッチェス映画祭 ファンタスティック・セレクション2020に選ばれた作品です。
ユダヤ教では人が亡くなったときに一晩を通して家族が遺体を見守る夜伽(よとぎ)という儀式が行われてきた慣習があるそうです。
主人公の青年は過去の出来事から信仰心を失くしていたが、高額のバイトとしてとある男性の遺体のユダヤ教夜伽をすることを頼まれるとお金欲しさに引き受けてしまいます。
その主人公が夜伽を行う家で恐ろしいことに巻き込まれていく、といったストーリーです。
ということで、最後まで読んでいってくださいね!
原題| THE VIGIL 監督| キース・トーマス 脚本| キース・トーマス 製作国| アメリカ 公開日| 2020年 上映時間| 1時間28分
ホラー映画 心霊
あらすじ
ブルックリンの正統派ユダヤ教コミュニティにいた主人公のヤコブは過去のトラウマから信仰心を失くし、そのコミュニティから離れて生活をしていた。
仕事がないヤコブは家賃を払うことすら苦労をしていたがある時、亡くなった人のご遺体を一晩見守るユダヤ教の夜伽をして欲しいと頼まれる。
信仰心を失くしていることから断ろうと思っていたヤコブだったが、謝礼は弾むというのでしぶしぶながらも引き受けることになる。
夜伽をする家には認知症を患う未亡人がいたが、何かに怯えている様子に不安を抱えつつもヤコブは夜伽を始めたのだが、その家には恐るべきものが存在していることに気付いてしまう─。
登場人物
ヤコブ・ロネン
演|デイブ・デイビス
主人公。
ユダヤ教正統派の信者だったが、あることをきっかけに信仰を捨てた若者。
リトヴァク夫人
演|リン・コーエン
夜伽の遺体ルビン・リトヴァクの妻。
アルツハイマー型認知症を患っており、家族でありながら夜伽が出来ないと判断された。
サラ
演|マーキー・ゴールドマン
ヤコブの友人の女性。
ヤコブを気にかけており、度々電話で話を聞いてくれる。
レブ・シュレム
演|メナッシュ・ラスティグ
ヤコブに夜伽をすることを依頼した男性。
以前雇っていた人が逃げてしまったために高額の依頼料を払ってでもヤコブに頼みたいと懇願する。
見どころ
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未知の世界、ユダヤ式のお通夜【夜伽】
日本でも人が亡くなると家族がろうそくの火を絶やさないように寝ずの番をすることがあると思いますが、それを夜伽と呼びます。
何故ろうそくの火を絶やさないように見守るのかというと、亡骸に魔がつくのを防ぐためとも、亡くなった方の蘇生を願っていたとも言われているそうです。
元々は親が亡くなったときは子が、夫が亡くなったときは妻がご遺体と同じ布団に一緒に寝るという習わしだったそうですが、いつからか寝ずの番に変わっていったそうです。
この映画ではユダヤ教の夜伽がメインになるのですが、ろうそくに火を灯し、ご遺体を見守るという日本の夜伽と似たようなことをしています。
ヤコブのトラウマ
第二次世界大戦下でナチスが率いた反ユダヤ主義のナチス・ドイツ軍で組織的にユダヤ人の大虐殺が行われていました。
強制的に収容所に連れて行かれたユダヤ人は、過剰労働を科されたせいで過労死をしたり、銃殺からガス実験、人体実験で殺害されたりなど次第にエスカレートしていき、1945年にナチス・ドイツが崩壊してユダヤ人がソ連軍に解放されるまでの10年間でおよそ600万人以上が殺害されました。
これは「ホロコースト」と呼ばれています。
様々な映画作品で取り上げられているので歴史に疎い人でも名前くらいは聞いたことがあると思います。
この「ホロコースト」ではユダヤ人にユダヤ人を強制的に殺害させるという残虐的なものまでありました。
この映画の主人公ヤコブもそういった「ホロコースト」の被害者でもあったのです。
強制的だったとはいえ、この行為から度々夢に見るほどトラウマを抱えていたヤコブは信仰そのものを失くしていたのです。
そんなヤコブの弱った心に夜伽を行う家に住み憑く何者かにつけ入れられたのが恐怖の始まりだったのです。
ユダヤ教の正統派の正装について
作中でも出てくるユダヤの方が来ている服装や行為について解説します。
頭にかぶる小さな帽子 キッパ
ユダヤ人の男性は信仰の証としてキッパという小さな帽子を頭につけます。
キッパを被り、頭を隠すことで天に神がいることを意識し、敬意を示していると言われています。
長いもみあげや長いヒゲ
長いもみあげについては、レビ記に〈もみあげを切るな〉と記されており、周囲のエジプト人やカナン人と、ユダヤ人を区別するためだと言われています。
そして、古代ユダヤ人にとってヒゲには神から流れ出る神秘的な力が宿るとされていることから長くヒゲを伸ばしているのです。
そういったことからヒゲを切られることが何よりも屈辱なのだそうです。
真夏でも黒いコート
ローマ帝国によってイスラエルから追い出され、ハンガリーに移住した歴史的には古く、紀元3世紀には多数のユダヤ人が移住していたとされています。
中世には様々な制限が生活に成され、追い出された民族の辛さを忘れることがないように世界中でその当時の服装である東欧風の黒いコートを着るようになったと言われています。
左手に革紐を巻く
ユダヤ人の男性は毎朝、左の肩から肘まで間にトーラの一節というものが入った箱を心臓に向けたあと、革紐でぐるぐる巻きにしていくそうです。
ぐるぐる巻きにする回数も7回と決められているそうで、自身の額にトーラの一節の入った箱を付けたあとに、残りの革紐を手首から中指までぐるぐる巻きにするそうです。
その際、中指は3回巻くと決められており、最後に残った革紐は手首に巻き付けて、左手は一切動かない状態にするそうです。
何故左手だけを固定してしまうのかというと、ユダヤ人にとって左手は法の象徴であり、規則や決まり事、学問や人からのアドバイスなどを指し、知恵の象徴でもあることでもあるのです。
そして右手を自由にしておくことは、いかなる時においても困った人にすぐに手を差し伸べられるように開けておくためなのだそうです。
右手は神の慈悲の象徴であり、人助けは人間の頭で考えることではなく神の意思ですぐさま人助けや、他者からの攻撃に防御をとる行動に移せるようにということなのです。
調べてみて何故そうしているのか謎が解けました!
反応まとめ
【ザ・ヴィジル〜夜伽〜】
ユダヤ教の信仰を捨てた若者
死人の棺を一晩見守るというユダヤ教の慣例の役割を謝礼目当てでしぶしぶ引き受けるのだが…
漆黒の闇より出でし邪悪なるモノ
暗い過去,えぐられる心の傷
じわじわと忍び寄る見えない存在の恐怖を宗教儀式を絡めて描く異色の正統派オカルトホラー pic.twitter.com/fqxtdqEmfq— 龍骨座α星★ (@ryukotuza) October 9, 2022
「ザ・ヴィジル 夜伽」みました😈👻
終始暗ーい映像で、たまに目を凝らさないと何してるかわからないのが大変だったけど、雰囲気は好き!悪魔って、じわじわ苦しめるの好きだよね。一気に殺す時もあるけど。ジャパニーズホラーみを感じるシーンもあって、おもしろかった。#映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/PR6dX4pu27— rin🍒 (@ringoandfilm) October 16, 2022
ザ・ヴィジル〜夜伽〜
遺体を一晩見守るユダヤ教の慣習"夜伽"を金目当てで引き受けた信仰を捨てた青年は恐怖の一夜を過ごす事になる…ワンシチュものの間と音を上手く使ったホラーで、瞳孔が開くじわりじわりと迫る恐怖演出はなかなか良かったが、画面が暗過ぎて瞳孔が開いてた説も否めない😅笑 pic.twitter.com/TwE6T2SDav
— あきら𓀇 (@akira_1102a) October 4, 2022
【ザ・ヴィジル~夜伽~】(’19 米)
ユダヤ教の葬儀前儀式である、死者の見守りを頼まれた男が、恐ろしい体験を…
遺体の傍で朝まで過ごすのだが、異様な現象は次第に激しくなる。有りがちホラーの様だが、実体は人間の弱さが招く悲劇を魔物に置換した似て非なるもので、特に終盤は秀逸。結構良作。 pic.twitter.com/0YCCLdUOEG— マクナイト中佐 (@zebra6_537onn) October 10, 2022
まとめ
いかがでしたか?
ユダヤ教についてあまり知らなかったので、日本の文化と似ている部分も感じて興味深く視聴しました。
基本的に英語がメインですが、聞きなれない言葉だなと思ったらユダヤ人の方が話している言葉がドイツ語とヘブライ語を混ざった言語、イディッシュ語というものだそうです。
ホラー描写もキリスト文化圏とは違った異国感がありながらも、和製ホラーのようにジメジメした雰囲気も感じて、めちゃくちゃ怖いわけではありませんが楽しめました。
ヘッドホン推奨です!
是非ご覧になってみて下さいね!
以上、映画『ザ・ヴィジル~夜伽~』ユダヤ式のお通夜、聖書片手にご遺体に付き添う高額バイトをしたら大変な目に遭う!?でした!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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